ピアノとギター

今日も音楽のことでも書くか。

アコースティックギターを弾きながら歌っている。

小さい頃から習っていたのはピアノで、一時はピアノの先生になろうかななんて思ってたこともある。

ギターを始めたのはホントにしょうもない理由からだ。

「部屋にギターが置いてあるって、なんかオシャレだ」と思って買ったのだった。

お飾りで買ったのは安いYAMAHAのアコギだった。

で、いろいろあって歌をやることになって、まぁギター持ってるんだからちょっと弾いてみるか、ってことで触り始めた。

歌うことは結構好きで、自分で伴奏しながら歌えたらいいな、とか思い始めたわけだけど、得意のピアノは歌いながら弾くことが難しかった。おそらく、5歳からずっとピアノを習ってきていろんな曲を弾けるのだけど、楽譜通りに弾くことに注力してきて、弾けたらオッケーっていう流れの中弾いてきた私は、ピアノは黙って弾くものだっていう風に体が覚えてしまったせだろうと推察する。

なので、得意なはずのピアノを弾きながら、ちょっとだけうまく歌える歌を歌うっていう動作が、できなかったのだ。どっちもちょっと自信あるのに、組み合わせるとまるでダメ。

そこでギターを弾きながら歌ってみると。

ピアノに比べてはるかに容易にできたのだった。

ほほう、これはいいぞ。これなら歌えるぞ。なんだか楽しくなって、私はギターをもっと弾けるようになりたくてひたすら練習した。

ピアノの五線譜の楽譜に慣れていた私は、ギターのタブ譜が苦手だった。コードの教本を眺めて練習するも、指が痛くて挫折。「こんなん押さえられるか！そんなに指開くか！指つるわ！っていうか、もう手のサイズ的に無理だわ！」などなど、５歳の従順な少女の時なら大人しく繰り返し練習して習得していたかもしれないようなことを、私は放棄した。

でも、ギター弾けるようになりたい。弾きながら歌えるようになりたい。

じゃあ、どうすんだよ。そう。自己流。

そうして私は耳を頼りに、ちょっとだけかじった教本の知識の欠片を頼りに、自分ができるように弾き方を編み出した。なので、私はコードの押さえ方がおかしいし、コードもあまりわかっていない。

どちらかというとピアノで習った知識の方が圧倒的に多い。

でも、私はギターを弾きながら歌うことを選んでずっと楽しく続けている。

アコギってさ。お外に持っていけるじゃん。で、電気いらんじゃん。

そこが何より素晴らしいと思っている。

そしてアコギの音が好きだ。キラキラ系の音が好きなのでなるべくそういう音がでるギターを選んで買っている。外に持ち出すのはヤイリのもので、家にはマーチンとtakamineがある。

それに一番細い弦を張る。そうすると、私の声にしっくりくる音のになる。最高。