前回のブログを読んで下さった心優しい方々から「その後どう?」と言っていただくことが多い。ほんとにありがたい。
今日はその後について書こうと思う。
親知らず抜歯当日の壮絶記については「赤と白」を参照いただきたい。
翌日になりようやく出血は止まった。しかし痛い。すごく痛かった。腫れてもいた。前日出血がひどくふらふらしていたため会社を休む。とにもかくにも痛み止めを服用しおとなしくする。
そして、この後一週間以上私を一番苦しめることになる症状、「口が開かない」という事態になった。何か食べようにも口が開かない。親知らず抜歯、特に下の歯の場合よく見られる症状らしい。骨を削って下の歯を取り出すため炎症が広くでてしまうためだとか。私の場合、骨を削った範囲が広く、症状もひどいのだろう。
日頃、口が開かないなんてないからわりとツライ。浅めのスプーンがやっと入るくらい。1センチの隙間からなんとか食べ物をいれるという日が3日続いた。そうしてこの後毎日ちょっとずつ開けられる範囲が広がっていった。
十分開かないときにストリートライブをしたけど、つい開けてしまって「イテテ」となったりストレスだった。
歌うことにおいて、口が十分開かないのはとてもマイナスなのだと知る。音程取るのにも喉だけじゃなくて、口だの目だのの開き加減で調整しているのだと改めて知った。目は知ってたんだよ。だから私は「虚無顔練習」というのをやっているのだ。
※写真の青にゃのような表情で歌う

表情筋に音程を頼らない、喉の筋肉強化にすごく効果的なのだ。
それをやってたから完治してなくてもなんとか歌えたとも言えるかもしれない。
2週間以上経った現在は口も十分に開くし痛みもない。ただ、すごく陥没している。骨が再生するまで2ヶ月くらいかかるらしい。
人生初の抜歯はなかなか壮絶だった。
しかし抜歯についてしゃべれるようになった。経験値が増えたと思うようにする。
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