根本的にクズ

木曜だってのに、一日好きなことをしていた。そう、有給休暇を取ったのだ。

木曜に有休を取るのが最近のお気に入りだ。みんながデスクに座って仕事をしていることをたまに思い出して休暇を謳歌する。最高だ。ただ、どうか、お願い、会社でおもしろいことが起きませんように、などと祈りつつ。

今日は買い物に行ったり花を植え替えたり、大変有意義に過ごし、夜になって練習をした。

わけあって、練習に練習を重ねている現在、わたしの首はむち打ちだ。エブリデイ下を向けない。アイタタタ。まぁよい。

ちょっと前に春っぽい新曲を作りたいな、などと言っていた。もちろん曲は作った。それが、できてみたら、実に春っぽくはない。まぁよい。仕方がないのだ、こればっかりは。急遽、なんだか大正ロマンっぽい小粋なメロディーが聞こえてきてしまったのだから。大正ロマンとは何ぞ。よくわからんけども、とにかくそういうような感じ、ということなのだ。

今回の曲では、初めて自分のことを「クズ」と歌っている。これまで長きに渡り、他に向かって放たれていた言葉を（それもどうかと思うが）自分に対して発しているのだ。これは一体どういう心境の変化なのか。それは、先日見たテレビの影響だ。素晴らしい歌い手様たちに比べて、自分はクズである、そういった曲だ。大正ロマンぽい小粋な雰囲気の中で、私は自虐し、立て直し、結局のところやはり、歌うのだ。

とても気に入っている。結果、気に入ってしまって、考えようによっては「クズ」であるし、クズも貫き通して磨きに磨いていったら、それはそれで、なんかちょっとおもしろいものになるかもね、なんてね。

今月の新曲のタイトルは「クズの結晶」。

お披露目は土曜の夜。