歌に求めるもの、音楽に求めるものって人ぞれぞれ違うんだと思う。年齢とかそのときの状況によっても違うんだと思う。私は、うたに求めるものは
・心地よさ
・美しさ
・強さ
・楽しさ
・おもしろさ
とか、ひとまとめに言えば「プラスの感情」である。だけど、世の中的にはツラく悲しい内容を歌った楽曲がすごく流行っていたりもするから、いろいろな人がいるんだなぁと思うのだ。落ち込んでいるときに、さらにズドーンと落ちるような曲だったり、「泣ける」曲だったり。泣ける、なんていうんだから泣きたいのだろうか。私にはそのあたりはよく理解できない部分だ。パワーをもらったり楽しくなったりおもしろかったりスカッとしたり、そういう歌が好きなのでそんな曲ばかり作る。泣きたくなんてないし暗い気分になんてなりたくはないのだ。そして、毎週ライブばかりやっているので、気軽に歌えるような歌詞が望ましい。いちいち落ち込んだり重たい気分になるのは、ちょっといやだなぁ。
負の感情スタートであっても、おもしろくなるようなことしか歌詞にはしない。
聞き手としては「え、これってわたしのこと歌ってるんじゃないか」とか思っちゃうような曲だと、「共感できる曲」ってことで人気が出たりするらしい。私の曲で聞き手が共感するものは、ほぼないだろう。私は特殊な場所で特殊な立ち位置で独自に音楽をやって生きているため、ご立派に普通にちゃんと生きている人に共感などできるはずもないのである。ほとんどの曲は。
まるで共感できない。
メッセージ性を感じない。
そうだとも。それで良い。歌詞を聞いて感動なんてしてくれなくていい。そういう風に作ってないので。お涙ちょうだいの曲なんて、ない。落ち込むような曲なんて、ない。
いつだって、軽めの内容で自分が見たものを、感じたことを、絵を描くように歌にしている。深いことなんてひとつもないのだ。
そしてそろそろまた曲を作ろうかなとか考えている。前回は「通行人B」という、文句をたれていくばばあのことを歌った曲を作った。
今度は、何を題材にしようかなぁ。
先日、敵であるスケボーのやつらに話しかけられて「いがみ合いたくははないんだよ、同じアーティストじゃん」て言われたからそれを起点に作ってみようかな。
いがみ合いたくはない、ふーん。知らん。
同じアーティスト、はぁ?そう思いませんの。
そこらへんだよねぇ。黒猫VS敵の小僧たち。きっと誰も知りえない、わかりえない黒猫の心情を、小粋なメロディーに乗せれればいいな。
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