金木犀の香りが街を彷徨い始めました。秋です。
この時期になると決まって思い出す歌がいくつかあるのですが、その中の2曲が
松田聖子『風立ちぬ』
OFF COURSE『さよなら』
当時の彼女にしか出来ない歌唱、松本隆のぼやけた写真のような美しい言葉、大瀧詠一の草の靡くようなソングライティング。完璧なバランスだと思う。すみれ、ひまわり、フリージアが言葉の通り楽曲に花を添えている。当時のアイドルソングとしては素朴ではあるものの、後世に残るべきポピュラー音楽であることに間違いはないだろう。
オフコースのこの曲は冬の歌という印象を一瞬もつけれど、"もうすぐ外は白い冬" 。
最後の行が好きだ。
外は今日も雨 やがて雪になって 僕らの心の中に 降り積もるだろう
"僕ら" というのがなんとも言えない。これまでの二人の信頼関係が垣間見えるような。
"愛したのは 確かに" と "君だけ" の間の休符も大好きなのだが、これは文章で説明するのは難しい。。
そしてこの2曲で繰り返される "さよなら" と "SAYONARA"
3回ずつ。力強くそして儚く。決意なのか決別なのか。心の旅人は、寒い道を寄り添って歩けなかた二人は、どこへ向かったのだろう。
ほり君的秋ソングまとめました。よかったらお散歩がてらお楽しみくださいませ。
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